従業員の採用選考についてのお願い

 わが国の憲法は、職業選択の自由を基本的人権の一つとして、すべての国民に保障しています。

 従業員の採用に当たって、本籍、出身地、家族の職業、資産、思想・信条等を聞いたり書かせたりしないようにし、応募者の適性と能力に基づかない、誤った採用選考を行わないようにすることが必要です。

 また、戸籍謄(抄)本の提出及び身元調査は、就職差別につながりますので、行わないよう強く求められています。

 新規学校卒業者の採用に当たって、企業等が求める応募書類については、中学卒業生は「職業相談票(乙)」、高等学校卒業生は「全国高等学校統一応募書類」を使用し、大学卒業生等には「新規大学等卒業予定者用標準的事項の参考例」に基づいたもの、また、「JIS規格の様式例に基づいた履歴書」(具体的には県下各公共職業安定所にお尋ねください)の活用をお願いします。

 新規学校卒業者以外の、一般の採用選考においては「JIS規格の様式例に基づいた履歴書」を使用してください。

 公正な採用選考を実施し、職業差別を解消していくことは、県民すべての課題です。

 各機関、団体、企業におかれましては、公正な採用選考の実施について、積極的にお取組みいただきますよう、格別のご協力をお願いいたします。

公正な採用選考推進協議会